商品詳細
初代幹山伝七は瀬戸の陶家の生まれで、彦根の湖東焼の職人となった後、京都に出て、明治初年に五条坂付近に窯を持ちました。
当時もたらされた西洋釉薬にいち早く注目し、京都での最初の洋食器を製造、宮内省より買上げを受けました。
以後名声が高まり陶工百人を抱える工場を建設、海外への輸出に当たり、内外の博覧会にも出品して受賞するなど隆盛を極めました。
「大日本幹山」はドイツ人化学者ゴットフリート・ワグネルの陶磁器用絵具を用い、主に海外輸出用とされた製品です。

本作品は精細な絵付けが施された一対の盆鉢で、小品盆栽の父とも称される巨匠 杉本佐七翁の旧蔵品とされています。
白・黒・金のみに抑えた色彩、余白の美を生かした構図など、凜とした気韻の漂う格調高い逸品です。

※実際に使用されていた古い作品であるため、経年による瑕疵、修復歴などにつきましては保証致しかねます。
また古美術の時代、地域、来歴等の保証は致しかねます。予めご了承頂きますようお願い致します。



サイズ：高 7.9cm × 幅 12cm × 奥 8.5cm ※僅かな個体差あり
付属品：合わせ箱
状態：時代物のため、経年による擦れや汚れ、窯疵、ニュウ、また箱に経年の傷みがございます。
写真をよくご覧の上、ご検討ください。僅かな経年感は品の特性としてご了承下さい。




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